女子会に注目する居酒屋が急増
一昔前は草食系男子と呼ばれていた男性は、昨今はスイーツ男子などとも呼ばれるようになり、どちらかというと一人の時間を楽しむ傾向にあります。
一方の女性はというと、女性だけで集まり、さまざまな話に花を咲かせる通称・女子会なる集いを定着させました。
今や女性のほうが人生を楽しむのに積極的で、女子会の場所もフレンチやイタリアン、和食などさまざまなジャンルで店を選んでいます。
この女子会で使ってもらおうと、居酒屋も大きく変わりました。
女性が好む条件を揃えることによって、女子会の会場となり得たのです。
女性が求める条件とは
女性が一番に求めるのは、従来の定番だった大衆居酒屋のイメージではなく、おしゃれな居酒屋です。
そのため、洋風居酒屋といった呼び名で、素敵な居酒屋をアピールする店も出てきています。
こうした女子会のお客さんを狙う居酒屋の特徴は、まずは何といっても個室を用意していることです。
女子会の規模にもよりますが、やはり4人から8人程度が入れる個室を何パターンか用意しておかないと、彼女たちの自分たちだけで楽しみたいという希望に沿うことができません。
そのため、個室が必須ですが、それが無理なら他のお客さんとできるだけ顔がささないよう、店内をおしゃれなパーティションで区切るなどの工夫をしています。
料理とお酒に対する希望は
居酒屋といえば、ビールに日本酒、焼酎といったお酒が定番ですが、もちろん、お酒に強い女性なら、これらのお酒の注文もあるでしょう。
けれど、おしゃれに楽しむのが女子会の流儀ですので、欠かせないアルコールがカクテルです。
それも、よく知られたモスコミュールやジン・トニック、ソルティ・ドッグにスクリュードライバーといった定番だけでなく、こんなおしゃれなカクテルがあると興味を引くようなものを用意するか、あるいはこんなにたくさんあると驚いてもらえるほどのラインナップにするかで、女子からの注目度は高まります。
料理はいろいろな物を少しずつというのが、女子のわがままですが、それにはコース料理を用意して対応しています。
また、甘いものは別腹なのが女子の鉄則ですので、スイーツがおいしいことによって、また利用したい居酒屋になるはずです。
女子会なら何度も利用してくれる
女性は、自分が行ってよかった店は人を連れていきたいと考えますので、顔触れが変わってまた来てくれる可能性が高いことから、居酒屋としては女性ウケする条件を常にリサーチし、更新し続けることがリピート率アップにつながります。